新・ハンバーガー愛好会

2005年01月20日 (木)

スーパーサイズ・ミー 

 映画『スーパーサイズ・ミー』を見るために、渋谷に向かう。あまり時間がないので、シネマライズに向かうが、前売りを買ったほうが安いことに気づいて、金券ショップを探す。ひとまずコンビニに入ってみるが、公開したものはもうないらしく、ショップの場所を教えてもらう。さくらやの並びにあると聞いて戻り、1480円でゲット。
 シネマライズはひさしぶりだったが、スクリーンが湾曲しているうえ、高い位置にあるので、前半分に座るとものすごく見にくい。思わず2階席があるのではないかと思ったほどだ。17時25分に上映開始だが、しばらく予告が続く。あまりにも多すぎて眠りそうだった。17分後にやっと映画が始まった。
 この映画は、アメリカの若い女性が「肥満になったのはハンバーガーが原因」とマクドナルド社を訴えたことをきっかけに生まれた。ハンバーガーの栄養と肥満の因果関係を立証できないことから、判決は棄却。それならばと、監督のモーガン・スパーロックは自ら立証するべく“人体実験”を始めることにしたのである。

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ルール1/マクドナルドにあるものしか食べてはいけない(水を含む)
ルール2/スーパーサイズを勧められたら断らない
ルール3/すべてのメニューを必ず一度は食べる
ルール4/朝・昼・夜の3食をすべて残さずに食べる

 モーガン監督は、複数のドクターチェックを受けて、スタート前の健康状態を把握する。そして、マクドナルドを30日間食べ続けるという行動に出た。自らの体を使って「体験ルポ」を行なうその勇気とバカらしさに、思わず笑ってしまうほどだ。
 同じ物を食べ続けるのは、僕はまったく平気である。若いころは、毎日の弁当はチキンライスという日々もあった。ひたすら「おでん」ばかり食べ歩いた日もある。けれども、1日のうち1食か2食であり、それ以外はほかの物を食べていた。
 映画を見ていて思ったのは、アメリカ人の食生活はおそろしいということだった。以前、シアトルのデニーズに入ってアメリカの標準的な味を知ろうとしたら、あまりのまずさにびっくりしたことがある。塩こしょうとケチャップの味しかしないのだ。おまけに甘ったるいコーラやジュース。高校の食堂では、スナック菓子やフライポテトを食べる子どもたちの姿があった。
 もうひとつ、隣で煙草を吸っている人がいたら、吸わないでくださいとか、煙草を吸うと体に悪いですよと注意してもおかしくない。ところが肥満の人がいても、肥満だといろんな病気になりますよとか、そんなに太ってまだデザートを食べるんですかと注意することはないだろう。
 体質もあるだろうし、食生活はそれぞれの自由であるし、肥満の人が横でデザートを食べていても僕には関係ないのだが、アメリカ人はおそろしいほどにマクドナルドが好きということがわかった。
 高校時代はマクドナルドのハンバーガーを食べていたが、20年ぶりぐらいに食べてみるとあきらかにまずくなった気がする。どうしてこんな物にお金を出さなければいけないのかと情けなくなる。それ以外のファストフードはそれほど味が変わった感じがないので、マクドナルドの味が落ちているのは間違いない。
 映画を見終ったあと、会場から「もうマックは食べない。俺は松屋に行く」という声が聞こえた。ファストフードが体に悪いのではなく、マクドナルドが悪いという印象さえ残った。定食が豊富な松屋ならいいが、吉野家はどうすればいいのか。ふと気づくと、日本のファストフードのラインナップの多さに気づかされる。

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その後、DVDを購入して家族で見た。特典映像にあった、ポテトの腐敗実験を見てぞっとしてしまった。気になる人は、ぜひDVDを見てください。

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